3密の回避が適切な対象か?

武漢ウイルスに関する最近の報道にはあきれるばかりだ。この領域については素人なので、コンサルタントとして意見を云うベキでは無いが、流石に3ヵ月近くも色々の話を聞いているので、ある程度耳年増になっている。そして最近の”3密を避けるべき”の連呼した報道を聞くに、あきれてしまったので我慢ができなくなった。伝えるべき情報が正しくない為、国民は混乱し、この武漢ウイルスが収束する様になるとは思えないからだ。ここで云う”正しくない”の意味は、情報が中途半端なので、情報の聞き手(国民)が正しい判断・行動がとれないと思われるからだ。

まだ感染者が少なかった1月や2月初旬の頃は、このウイルスの予防方法について、正しく伝えていた。それを思い出す必要がある。飛沫感染は殆どなく、接触感染が注意すべき点であると云っていた。蛍光塗料な様なモノをウイルスに見立てて、感染した部分を触ったら、どの様に残るか、再三TVなどで放送していた。そして、接触感染なので、それが口や鼻などから体内に入る事を防ぐ事が大事だと。また、目も粘膜なので、ここから体内に入り易い事も何回も伝えていた。そして一部の専門家はトイレで男性が注意すべきだとも云っていたい。要するに、ウイルスが付いた手で性器を触ると感染するとも云っていた。以上を注意すれば、感染はほぼ防げるハズなのだが、これが意外に難しい。”3密”であっても、上記を気を付ければ、ほぼ問題無いし、外出する限り、ほぼ上記の危険は伴ってくる。

例えば、公園などにある手すりを感染者がウイルスが付いた手で触ったとすると、その後にその手すりを触っただけで、ウイルスがその人に付着してしまう。外出する際、一切何処にも触らないが出来るのであれば、感染の危険はほぼないと云える(勿論、飛沫感染になる様な環境に無い事が前提である)。何か買い物をするだけでも、ウイルスが付着する可能性がある。自動販売機で買うだけであってもだ。自動販売機のボタンも誰が触っているか変わらないからだ。コンビニやスーパーで買い物する際、買いたいモノを手に取る。それに誰が触っているか分からないし、支払い時にお釣りをもらう際も、そのお札またはコインにも付着している可能性もある。常にウイルスの付着との危険が付いて回る。しかし、買い物をする際に、触らない訳にはいかない。

ではどうすべきか。何か触る場合には、必ず片方の手のみで触る。お金を払う時もお釣りをもらうときもだ。また出来れば支払いはSuicaやPaypayなどの電子マネーで支払う事で、不要な接触を減らせる。また、お店の出入りにはアルコール消毒や手洗いを必ず行う。また電車に乗る際には、車内のつり革や手すりには絶対に触らない事だ。もし触ってしまったら、駅を出る前に必ず手洗いやアルコール消毒を行う。できる事は沢山あるのではないだろうか。

国または行政からの指導はどうあるべきだろうか?スーパー、コンビニそしてホームセンターの様な店を開く場合には、アルコール消毒液を入り口に置いておく事を必須(条件)とすべきだ。また、自動ドアでない場合は、ドアは開けたままにしておく。パンを販売する店では、トングを使って客が取る方式は厳禁。
レストランや食堂は基本的には閉鎖とし、お弁当のみを可としたい所。どうしてもOpenする事を許可する場合は、かなりテーブルの間隔を開ける事が前提とすべき。店員はかなりこまめな手洗い&消毒が必須とすべき。
問題はトイレだ。自動ドアのトイレなんて絶対にない。大きな建物のトイレの出入り口はドアがない場合もあるが、スーパーやコンビニ程度の大きさ、そしてレストラン・食堂などのトイレには殆んどドアがある。ドアにウイルスが付着しているか可能性があるので、ドアの開け閉め用にペーパータオルなどの設置し、直截ドアノブに触る事が無いような対処を施す必要がある。

手洗いはマスクは当然として、上記の様な対処や注意を行う事で、漸く感染を抑制できると思われる。3近ではなく、本当の危険を正確に報道する必要がある。